2014年5月13日火曜日

“人と同じこと”のリスク ~順張りでも逆張りでも踊らされるな

相場でポジションを建てるときには、トレンドに乗る順張りと逆に暴落時に買い、暴騰時に売る逆張りという二つの相反するアプローチがあります。

ここでどちらが良いかという、単純な二者択一の議論をするつもりはありません。人の微妙な心理と各金融機関で微妙に異なる投資方針や投資アルゴリズムが複雑に絡み合った市場では、どちらが有利と断言することはできないからです。

たとえば、私はわりと逆張りが好きなので、大きく下げたときに買ったり、好調な期間が続いているときに売りポジションを作ったりします。ところがアベノミクスの最初の強力な上げは予想外で、相当上がったと思って売りを入れたらさらに上がり、ナンピンや損切りを何度かしてもまだ上がり、相当やられてしまいました。

あのときは世界的に金融緩和の状態でお金が余っていたので、素直に順張りで行けばよかったのですが、今となっては後の祭りです。

値段を見てつい、安値だから買おうとか、ここまで上がった、ヒストリカルやPBRから見ても相当高すぎだから売ろうとか考えてしまいがちですが、絶対値より勢いや情勢を(どちらも勢いですね)見ないといけないという教訓を得ました。

しかし、投資家としてひとつだけやってはいけないこと、それは踊らされることです。たとえばNISA騒動は記憶に新しいところですが(私はNISA口座を開いていないので、いまだにDMとか来ます)、いくら一定額まで非課税でも損した場合の損失繰越ができないとはアンバランスですから、やっていません。

これは本当に個人投資家のことを考えたわけでなく、証券業界を助けるためのイベントだったような気がします。


また興味深いデータを見つけたので、ご紹介したいと思います。3月中旬から下旬にかけて、私が買いたいと思っているMacBook Airの市場価格の推移を示した価格コムのグラフです。


消費税増税前に、ということで煽られて欲しがる人が増えているからか、3月中旬から価格が上昇し始めて、3月下旬に価格のピークが来ています。

逆に月が変わるといったん下がっています。おそらく増税後の売上低迷に対応したゲリラ商法で捨て身でダンピングしているネット販売店が増えてきたのだと思います。

エコポイントのときも一時的に無理やり盛り上げて消費を先取りしたお陰で、その翌年からは電機メーカーは冬の時代を迎えました。おそらく同じようなことが起きて、上記グラフの2月くらいの値段で買えるようになるのではないかと思います。

駆け込み需要で品薄になっている以上、値段が少々高くても一種の群集心理のようなもので買い手が付いてしまうのではないでしょうか。結局、みんなが買おうとしているタイミングに買うのは、高値掴みになりやすいということです。

世間で盛り上がっているときでも、冷静に考えて、何かの目的をもった誰かに意図的に踊らされていないか考えてみたいものです。踊らされているということは、不利な条件で買わされる可能性が高いということですから。

ちなみに結局新しいMacBook Airを買うのは止めて、今使っている2009年型ハードディスクモデルを自分で筐体を開けてSSDに付け替えました。ちょっと苦労しましたが、ご興味がある方はぜひご笑覧ください。--> リンク

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