つまり、世界の投資家が強くて、そこそこの利息が見込める米国債券や他の米国の金融商品を買おうとするので、結果的にドル高、そして他通貨、特に新興国通貨や資源国通貨安という方向に触れています。
3月6日の晩にFXソフトのMT4(Meta Trader)を見ていて、驚きました。何と利息、すなわちスワップポイントの高い資源国通貨の代表格ともいえる南アランドがリーマン・ショック以来の暴落を示したのです。
これは月足ベースですが、リーマンショックによる混乱のピークであった2008年10月にほぼ1ドル12ランドまで進んでいますが、3月6日も好調な雇用環境が発表されると同時に、12ランドを超えました。
日本国内のFX業者では米ドル/南アランドの組み合わせはないので、通常は南アランド/円の組わせになります。こちらを見ていると、以下のグラフのようであり、リーマンショックから順調に暴落している南アランドに比べると、何だか安定して見えます。
原資産は同じなのですが、ZAR/JPYというのは、上段のUSD/ZARを売りポジション(ショート)で持つと、ZAR/USDを買いでもっているのと同じになります。さらにこれにUSD/JPYを加えると、前者はUSDの買いで後者はUSDをの売りでUSD同士が打ち消し合い、結果として、ZAR/JPYになります。
ふと思ったのですが、ZAR/JPYは意外に安定しているのではないか、ということです。なぜなら、上記のように分解した場合、前者は米国経済が強くなると安くなり、後者は米国教材と比例するので、結果的に打ち消し合い、激しい動きが多少は減衰される効果があるのではないでしょうか。
もちろん、USD/ZARとUSD/JPYは完全に連動するわけでないし、高レバレッジを掛けていればどの通貨であろうと吹っ飛ばす可能性は高くなります。また人間は未来のことが分からない以上は、一気に資金を突っ込むのではなく、最低でも3回分、できれば5~10回は分割できるくらいの資金管理で、少しずつ分割売買でポジションを組み立てていくというスタンスは基本中の基本です。
とはいえ、ZAR/JPYのリーマンショック以降から現在までの、8~12円という(通常は1万通貨単位の日本のFX業者でも、南アランドは10万通貨単位を基本とするので、80~120円程度と考えることもできます)レンジで済んでいるのは、意外に暴れ馬の新興国通貨としてはマシな方かもしれません。
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