2014年3月5日水曜日

金融商品の特長と選び方 その1

お金を増やすには2つの方法があります。1つは自分が働くこと。もう一つはお金に働いてもらい、お金がお金を生むようにすることです。

お金に働いてもらう方法は大まかに言うと、何か増えたり減ったりするものを売買し、その変動によってお金を得るというもの、または利子が付くものを保有し、時間軸に沿って利子を得ていくかのいずれかです。

投資のいちばん初歩的でわかりやすいものは、銀行や郵便局の預金特に定期預金でしょう。金融機関にお金を貸すことにより、その利子を受け取ると言う分かりやすい仕組みです。

ただし空前のゼロ金利政策が続く日本において、利子収入にはまず期待できません。100万円貸して、その利子が年間1千円にもならないという、経済史上まれに見る暴挙がここ20年近く続いています(もっともリーマン・ショック以後は先進各国がゼロに近づきつつあります)。

また現金はインフレに弱いので、もしインフレが来たら、せっかく車を買おうと貯めた100万円が、原チャリしか買えない、もっと凄いハイパーインフレになると、原チャリどころか3日分の食費でこの100万円が消える、というように目減りするリスクもあります。

一見、もっとも安全に見える預貯金でさえ、インフレになるリスクに晒されており、リスクがない訳ではないのです。

預金よりも少し利率はいいもののリスクも増えるものとしては、債券と言うものがあり、国に貸す国債、地方自治体に貸す地方債、企業に貸す社債などがあります。

債券は一応破産や倒産のリスクがあるとはいえ、元金が利子付きで返ってくるものです。今は電子化されていますが、昔は定期的に利子をもらえるチケットがついていたので、債券の利子のことをクーポンと呼びます。

またはクーポン(利子)が設定されていない代わりに、額面が利子より安く、満期になると満額払うことで(たとえば、970円で買い、1年後に1,000円払い戻して実質的に30円分を利子とするなど)利子の代替となるゼロ・クーポン債という種類もあります。

アルゼンチンやロシアのように、国家であっても債務不履行(デフォルト)することはあります。いちおう諸般の状況を勘案して、格付け機関が安全か危険か判断しておりますが、それとてリーマン・ショックのときのサブプライムローンのクレジットデフォルトスワップのように、思い切り甘くレーティングされていたことさえあります。

当たり前のことですが、先のことは誰にも分からないのです。

よく新興国の債券が高い利率で売り出されていますが、個人的には業者に抜かれるマージンと為替リスクを考えると、買いたいと思いません。

それなら、安値圏にいるときにレバレッジ2倍で南アランドでも買えば、資金は45万円、税引前の年利が1日110円のスワップとしても110円×360日で約4万円。4÷45で約9%の利子が取れます。

外貨を買うなら銀行の外貨預金でも買えますが、手数料の高さやスプレッド(売値と買値の差額。これが業者の儲けになる)の大きさ、スワップポイントの低さを考えると、手を出すべきではないと思います。

それであれば、低レバレッジにして、FXブローカーを使った方が全然有利です。銀行の外貨預金が平気で50銭~1円取るのに対し、これらの業者はスプレッドは、有利な米ドルだと数銭から10数銭程度、スワップポイントでの利子も業者によっては銀行の倍くらい払うところもあります。

昔は独立系のFX業者は信用できないというイメージがあり、実際、いま話題のビットコインの業者みたいに潰れてしまって預けた金が返ってこないということも何度かあったようです。

今は大体のFX会社は自分で資産を持たず、信託銀行に預けているので、勝手に顧客のカネを持ち出してドロンというリスクは、かなり低減化されているはずです。

とりあえず大事なことは、取引の前に自分が有利な条件で金融商品を買っているかは、確認すべきでしょう。資産家の高齢者とかにいそうですが、メガバンクとかのサービスは手数料が高くて、選択肢が狭くて使い勝手では最悪です。もっと安くて使いやすいものがないか、必ず情報収集するようにするといいと思います。

長く投資するなら、手数料の高いところで取引すると、そのコストも馬鹿にならないのです。

これ以外にまだ株式や先物、オプションなどについてもまた近々ご説明いたします。

0 件のコメント:

コメントを投稿