未来のことは誰も分からない。これが投資でも人生においても、最大のリスク(不確定要素)になっています。
たとえば、今こんなことを書いている私も1時間後に心臓マヒが起きて、相場どころか、この世から退場しているかもしれません。
でも、逆に私が明日の朝起きたら虫になっていた、という可能性はまずなさそうです。
つまり、何が起きるかは分からないが、起きることは大体過去の人間界の経験則の範囲内でかなりの部分は想像し得るということです。
相場の世界でそれを端的に表すのは、過去の値動きであり、それをヴィジュアル化したグラフです。もちろん値段は刻一刻と動いているので、なかなか簡略して捉えられるものではありません。そこで、その日の相場が終わった午後3時の時点の値段、つまり終値の動きを連続的に捉えていきます。
昔の相場師は、自分の銘柄として選んだ銘柄については、日々の終値の表を作り、それを方眼紙で手描きでグラフにしたそうです。当時はコンピュータがないので、狙いを付けた銘柄について、このように動きを追い掛けていた、ということでしょう。
もちろん、それでも未来のことは誰にも分からないのですが、それでも多くの人の心理が反映される株の値動きを1日ずつ追っていき、過去の動きを見ることは、何も見ないよりは全くマシということです。
もしそのパターンを観察しているときに、何か法則性なりクセがあることが分かれば、それだけでも一寸先は闇の相場の世界で、多少なりとも有利になります。もちろん、ここのところ1ヶ月半の周期でアップダウンしているから、次の1ヶ月半も同じレンジでアップダウンするという保証はどこにもありません。
それでも、何割かアップダウンする可能性があるなら、そのクセをできる限り利用するというのは、少しでも勝つ確率を上げるために役立ちますし、もしこれまでのパターンを破ることがあれば、そのときは一定の割合の損失が出た時点で損切りする、もしくは低位株で損切りはしない戦法で行くなら、ナンピン買い下がりで追い掛けるなど、必要な対応をします。
一例として、以下のグラフをまず、じっと見てみてください。
上は75日移動平均、25日移動平均、そしてストキャスティクスの変形であるウィリアムズ%Rという売られすぎ、買われすぎを示すオシレーターです。
下の灰色のボリンジャーバンド-2σ(シグマ、通常の標準偏差の2倍の振れ幅で下落したことを意味する)に触れたときに買い、その後、緑の25日移動平均線か75日線と交差したところで売れば、50円くらいの上昇を狙って、(東急は千株単位なので)50×1,000で1単位あたり5万円の利益となります)。
ついでに下段のウィリアムズ%Rという指標を組みわせて、ボリンジャーバンドの-2σの線を株価が下回り、さらにオシレーターが80ポイントより下に来て、できれば100ポイントに達していれば、まさに買い時です。
この銘柄はわりと周期的に上下しているので、分かりやすい例かと思います。昔のように自分で方眼紙にグラフを描くのが本当は効果的なのでしょうが、そこまではしなくても、とにかく、売買する前には、じっくりとまた3ヶ月、半年、1年、2年と期間を変えて、その株の動き方、レンジ、リズム等をよく観察して、その印象を大切にしながら、安値圏に入ったところで買うようにするのがよいと思います(あるいはこのグラフで見ればボリンジャーバンドの+2σを超えたら売るでも行けるかもしれません)。

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