そもそも今の日本経済の衰退自体が新興国との格差解消の動きだと思いますし。国内の閉じた世界だけで「格差をなくせ」とはよく聞きますが、焦らなくてもグローバルで考えれば、新興国との所得格差は確実に解消に向かっているわけです(苦笑)。
縮小する経済の中で、会社がいつまで保つか、そもそも特筆すべき取り柄のある訳でもない私のような中年オヤジがいつまで雇っておいてもらえるかも分からず、それでも妻子を養っていく責任もあり、家のローンも何とか返しつつ、破綻すると分かっている年金はアテにならず、何とか自分自身の老後資金も作っていかなくてはならないという状況でしょう。つまり、これから我々中年世代は、何かしらの方法で資産を効率よく増やし、運用する必要があるのです。あるいは80歳まで低賃金でも働き続けようと腹を括るか。
たまたま周囲で株やら外貨やらやっている人がいたので、私も早いうちから資産形成のため、何かしようという意識はありました。私の投資歴(リスクテイク歴というべきか)のスタートは、2002年くらいの1豪ドルが60円くらいのときに全財産で一気に買った新生銀行の豪ドル外貨預金でした。4万ドルくらいだったと思います。
いま考えると冷や汗が出ますが、日本より圧倒的に高い豪ドルの利率に目が眩んで(それでも銀行の外貨預金の利率は相当抜かれているのですが)、過去データやグラフも見ないで全財産を突っ込んでしまいました。幸い、その後2006年くらいに豪ドルが80円になり、利子とキャピタルゲインで100万円近いプラスで決済しました。
次にライブドアが好調だった頃、ネット証券の普及で、かなり株を買うという行為の敷居が低くなってきたと感じました。そこで松井証券に初めて口座を作って、ライブドア関連会社のライブドア・マーケティングの株を1株買いました。これもグラフも見ないでいきなり5万で買って、幸いすぐに8万になったので利確しました。その半年後くらいには例の事件で株価は大暴落。けっこうゾッとしました。
その後は買ったり負けたり、その後FXや日経先物オプションに挑戦し、ドバイ・ショックで100万円飛ばしたり、その後に堅実な(自分がそう思っていただけですが、いずれそのやり方も書きます)方法で年間100万円作ったりしました。
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言うまでもないですが、運用はなかなか知的にも精神的にも大変な作業であり、当然リスクもいろいろあります。100万円儲かる可能性があるということは、同時に100万円失う可能性とも背中合わせということなのですから。
時には損切りができず(あるいは損切りしない手法で)大きな含み損に耐えなければならない局面もあり、心理的に慣れてない人にとっては何ヶ月も大きなストレスに晒されることになります。実際にまずいやり方や思わぬアクシデントで数十万、いや数百万と言った金額を毀損してしまうことさえありますし。
また世間には「2年で1億円~」とか「月々x万円でいずれ1億円」的な射幸心を煽るようなダマシも溢れ返っていて(もちろん実際にそうして一攫千金を果たした人は実在するわけですが、確率的にはじゃんけんに10~20回連続して勝つくらいの幸運)、うっかり真に受けて投資すると、これまたちょっぴり勝って大きく負けて手数料だけはコンスタントに取られ、いずれ退場という、家畜状態になってしまうのが落ちだと思います。
私自身もリスク管理を気にしないときには、大きく負けることもあり、また無謀なリスクを取って眠れぬ夜を何日か過ごし、それでも最後はすっ飛ばすという経験さえしました。
そこから痛感したのは、いかにリスクを分散するか、いかにリスクを取らないか、ということでした。時間を掛けてでも着実に資産を増やすということを念頭におき、低リスク投資を戦略的に進めていきたいと考えています。最近は大勝ちすることはなくなりましたが、大負けもなくなりました。
徹底してリスク管理をすることにより、例えば「1年間で5千万、2年で1億」とかそのような夢のような話はありませんが、月に5万でも10万でも15万でも着実に増やす。そういうキャシュフローを地道に生み出すポジションを今後とも研究していきたいと思っています。そんな思考や実験の結果を記していきます。
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